多くの方が去年の今頃であれば、まさか、サブプライムローン問題が
ここまで大きな問題になるとは思わなかったと思います。
実際に、多くの市場関係者すら、これほどまでに金融市場全般に大
きな影響をおよぼした出来事を過去に体験したことがありません。
そして、テレビや新聞などでも金融危機による景気悪化に関すること
ばかりが報道されているため世の中全体が暗いです。
なぜ、住宅ローンを証券化した商品がそれほどまでに、市場に大きな
影響を及ぼすこととなったのか、実際にサブプライム問題が顕在化し
始めたばかりのころは理解できませんでした。
といのも、あまりにもリスクが高い商品に対して「大手金融機関のトレ
ーダー部門の方々がこぞって投資するのか?」「何か他に裏がある
のではないか?」といった疑問の方が先にたったからです。
そして、その後に次々と米大手金融機関がサブプライム問題による
損失が公表されたのですが、すでに、これほどまでの損失を被って
いるのであれば、来年もさらに損失は大きくなるでしょう。
リーマンブラザーズは破綻に追い込まれ、シティグループも瀕死の
状態にあるので、首の皮一枚つながった状態にあります。
また、金融機関だけでなく、GMやフォードなども政府の支援を受け
ない限り存続することが出来ない状態にあります。
来年は、今年以上に金融市場が信用不安で動揺する場面が増える
と予想されておりますので、売買回数を減らすつもりです。
無意味な売買を出来るだけ減らして、分りやすい相場にのみ参戦し、
利益を確保することにつとめるべきだと思います。
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