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長期のポジションが取りづらい理由 - オプション取引の基本が分るオプション取引入門





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長期のポジションが取りづらい理由


将来的に値上がりする考える人は、今購入する権利を買っておいて、
順調に上がればその権利を売って儲ける取引をいいます。



日経平均株価の動きを原資産とするオプション取引の場合は、基本
的に日経平均株価が上下のいずれかに変動した場合の動きを想定
した上でコールとプットを売買する取引です。



しかし、金融市場全体が大きく動く状況下で日経平均株価が文字通
り急激に動いた場合にはコールとプットの両方が高くなります。



そして、動きが落ち着いてくると一転してコール、プットの両方が下が
りはじめます。こうした独自の動きを示す背景にはオプションの買い
は期日にまで売らなければゼロになるのです。



ゼロということは、それまでに投じていた運用資金が全部無くなると
いう意味です。この点をしっかり理解した上で取引しないと、何が
なんだか分らないうちに取引が終わってしまいます。



一方、オプション取引で売りからで仕掛けた場合は、万一日経平均
が数日間ほとんど動かなかったとして、毎日すこしずつオプション
価格は下がっていくように設計されています。



ですので、圧倒的に時間的プレミアが大きいので、買よりも売りの方
が利益を出しやすいという特徴があります。



基本的にオプション取引は機関投資家と呼ばれるプロの投資家が互
いにしのぎを削っている場所なので、そう個人投資家が大きな利益
を回してくれるようなことはしません。



ですので、できるだけ機関投資家と対立するようなポジションを取ら
ないほうが賢明です。リスクがとれないのであれば、そして長期での
ポジションを保つのも控えるべきです。
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