オプション取引はデリバティブの一種です。ここ最近、米国のクレジ
ット市場が危険な状況にあるため、一般的にデリバティブは非常に
難解で危険なものとイメージされています。
ちなみにデリバティブとは日本語では金融派生商品として紹介され
るのですが、基本的には株式、債券、金利、為替などの金融取引
をベースにした取引全般をデリバティブと称しています。
デリバティブの代表的な取引といえば、先物取引、オプション取引
スワップ取引です。これらの多くが株式、債券、為替などを原資産
(投資対象)として取引が行なわれています。
実際に取引の中心となっているのは機関投資家(銀行、保険会社、
証券会社など)です。海外では個人投資家の間でも株式のリスク
をヘッジするために広く利用されています。
しかし、残念ながらオプション取引をはじめとしたデリバティブに関
して日本では個人投資家の間では依然として浸透していません。
街中の本屋でも株式投資、外貨投資、先物取引きに関する書籍に
関しては取り扱っていますが、オプション取引に関しては稀です。
しかし、オプション取引は買いはリスク限定、売りはリスク無限大と
なっているので仕組みとしては非常にシンプルです。
ですが、上述したとおり、最新金融工学を駆使した取引で金融市場
で強い存在感を示すヘッジファンドですら破綻している状況にある
わけですから、極端な大勝ちねらいは禁物です。
PR