デリバティブの一種であるオプション取引は、ある特定の銘柄を予め価格と期限を決めます。
この権利行使価格を超えたさいに、その分だけ買い方側に利益が入ることとなり、反対に売り
方側がその利益を負担することになるのですが、この状態をコールといいます。
また、権利行使価格を下回った場合は、下回った分だけ買い方側に利益が入り、その利益を
売り方側が負担することになるのですが、この状態をプットといいます。
書籍などでは、コールオプションを買う権利とし、反対にプットオプションを売る権利と記述され
ているのですが、複雑に考えてしまうので、逆に拒否反応を起こしてしまいます。
これは先物取引から価格変動する可能性だけを取り出した表現であって、残念ながら、これ
では人によって手付けと誤解されることになります。 オプションは決められた条件通りのこと
が起こるか否かを予想するものではありません。
コールの場合であれば予め決められた価格である権利行使価格をいくら超えたかで、また、
反対にプットの場合であれば、権利行使価格をいくら下回ったかで、受け取る利益が異なり
ます。なので、投資家はどちらの立場にも文字通り臨機応変にたつことができます。
『タグ』 オプション取引 権利行使価格 先物取引 コール プット
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