今回は、誠に簡単ではございますが、日本のオプション取引のこれまでの歴史について
解説させて頂きたいと思います。日本でのオプション取引の歴史は、1989年の債券現物
オプション店頭取引が開始されたのがそもそもの発端であります。
同じ年に大証での日経225オプションと、名証オプション25、東証でのTOPIXオプション
が相次いでスタートしました。このときデリバティブという言葉も浸透します。
しかし、現実には、この中で個人投資家が対象となるものが非常に少なく、オプション取引
などのデリバティブ商品はプロの投資家のものというイメージが浸透しました。
ですので、むしろ大豆(東京穀物商品取引所)、関西粗糖(関西商品取引所)などの商品
先物市場分野のオプションの方がはるかに浸透しておりました。
事実、こうした商品先物オプションは、各商品取引所で、顧客となりえるターゲットを明確
にしたうえで新たに開拓するのに大きく貢献いたしました。
今後さらに拡大するためにも、従来全く一般の投資家にとって、未知の分野であったオプ
ション取引の魅力や利便性をしっかりとアピールする必要があると思います。
特にオプション取引は株式などよりも色々な取引手法を実践することができ、また、投資
効果を高めることができます。
レバレッジ効果が非常に高いのです。
そして、特にスプレッド取引とよばれている取引手法は投資効果が非常に高く、オプション
のスプレッド取引の場合は毎月、建玉後2~3週間で損益を確定します。こうした形で短期
運用することで資金の高回転率で、加速度的に口座残高を増やすことが可能です。
また、リスクをある程度コントロールすることができますので、こうした取引手法に関しても
証券取引所や証券会社などのサイトでレクチャーすべきだと思います。
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