米国の中間選挙が終わりました。ふたを開けてみれば、予想通り民主党の歴史的敗北
となったわけですが、民主党は金融緩和姿勢は崩していません。
来年6月までに日本円にして60兆円規模の金融緩和を実施することになります。そう
なりますと当然のことながら
米ドルはさらに希薄化することになります。
ですので、ドル安が今後も進むことになります。現時点でドル・円がいくらくらいになるの
かについて予測することはできませんが、来年の6月までに1ドル=70円台前半まで
ドル安・円高が進んでいてもおかしくないと思います。
そうなると輸出関連企業はさらに難しい舵取りを迫られますよね。「国内市場はだめ」。
「海外に移転しても海外市場もだめ」では身動きがとれません。
その点、米国企業は自国通貨が安くなっていますので、輸出企業は海外から生産ライン
を自国にシフトして、有利に輸出を展開することができますし、実際にそうした動きが米国
内ではすでに活発化しています。
高止まりしている失業率が改善される可能性も高まりそうです。ですので、今後八方塞の
日本市場は米国市場とは乖離した動きを見せる可能性もありますので、基本的には長期
にわたってプット買いを中心に取引するのがよいかと思います。
しかし、いつまでも金融主導の経済が上手くいくとはおもえないのですが・・・・・・。
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